正しくきれいな言葉遣いで好印象を


言葉遣いというのはとても大切なこと

とてもきれいな女性がいて、本当にきれいで品がいい人だなと思っていたら、言葉遣いが荒くこの人はどういう教育を受けてきたのか?とびっくりする事があります。
言葉遣いというのはその人の生きてきた過程を予想させるとも言われるほど大切なものです。

学生の時代には流行している言葉遣い、若い人が利用するような言葉遣いをしても仲間内だけの問題なので迷惑になるとか周囲の方を不快にさせるようなことはありませんが、社会人となれば、そうはいきません。
言葉というのは私たちが日常生活を円滑に行う上でも、またビジネスの上でも重要なコミュニケーションツールとなるものなので、相手の方にマイナスのイメージをもたれないように、正しくきれいな言葉遣いをすることが求められます。

知らずに使っている上から目線の言葉遣い

お世話様ですという言い方、かなり使っている人がいるのですが、お世話様ですという言葉は目上の人が目下の人に対して利用するいい廻しとなるので、お世話になりますというのが正しい言葉遣いです。
またこれもよく使い方を間違っている人が多いと感じる言葉ですが、御苦労さまです、お疲れ様ですという表現、これはお疲れ様ですという方が正しい言い方です。
御苦労さまというのは目上の方が目下の方に向かって、相手をねぎらうときに利用する言葉で、通常、お疲れ様ですというのが目上の方に利用する言葉になります。

了解しましたという言葉は、同僚でも上司にも利用する言葉なのかもしれませんが、了解ですという言葉は目上の方に利用する言葉ではありません。
通常、目上の方、また取引先の方に利用する場合、かしこまりましたという事が正しい言葉遣いです。

相手の方を怒らせてしまう言葉遣い

最近の若い人に多いのですが、電話などで応対しているとき、相手の方に対して「はあ?」という言葉を聞くことがあります。
はあ?といわれると、相手にとってこの人、自分を馬鹿にしているの?いま言ったことがおかしいってこと?と思われます。
これは「は?」も同じです。

また若い人に多いのが、「ホントっすか?」「マジっすか?」などの言葉遣いです。
これも、相手の方からすると人を馬鹿にしているととられても仕方ない言葉遣いです。
さらに、「まあ・・」などの場合、相手の方は、納得していないのかな?と思いますし、そうですねえ・・・など、あいまいでどっちつかずの言葉です。

また何か質問された時に、相手の言葉が終わりかけの状態で「いえ、違います」と断言するような即答は相手の方にとって非常に不愉快です。
若い人同士で使う言葉と、上司に対して、また取引先に対して利用する言葉はまったく違うと考える方がいいでしょう。
ただ、普段からこうした人に不快感を与えるような話し方をしていると、上司や取引先に対しても出てしまうものなので、普段から同僚であっても正しい言葉遣いをすることが求められます。