ED治療について
今、ED（勃起不全）が数多くの男性を苦しめる症状として話題になっているのをご存知でしょうか。
ひと昔前までは、30代から40代以降の男性に多くみられていた症状でしたが、現在は若い世代にもみられる症状のため「もしかするとED？」と疑いの目をもつ若者も増えています。
また、EDは「男」としてのプライドを大きく傷つける一方、女性側も「子供を作りたい」と思っていても思うようにいかなくなってしまうという深刻な悩みとして捉えています。
EDの治療をしたいけれど医師から何をいわれるかわからず不安に思う夫や、治療に積極的にならない夫の様子をみて妻がガッカリすることのないよう、ED治療の流れについてお伝えしていきます。
ED治療の流れ
EDの治療で診察時に、「ズボンを脱がされてじっくり局部を眺められる」「EDは一時的な症状だしたいしたことない」と思う男性は多いですが、そこまで深刻になる必要はありません。
今のED外来、ED専門のクリニックには男性医師、男性看護師のみが在籍するところも多く、診察に対して抵抗がないように配慮がなされているクリニックがたくさんあります。
医師の診察では、「いつ頃からEDを自覚したか」「勃起の有無」「タバコを吸っているか」「気分の浮き沈みはあるか」などの項目に「はい」または「いいえ」で記載したアンケートを基に質問をうけたり、血圧検査をはじめ尿検査や心電図なども行います。
ここでは、具体的に何が原因でEDになったかを絞り込み、質問や検査結果を踏まえてバイアグラやシアリスなどのED治療薬が処方されるのです。
ED治療薬は医師が適切な薬を判断して処方してくれます。
ネット通販などで購入できるようなED治療薬はとても危険ですので、必ず医師の処方箋を元に薬を処方してもらいましょう。
EDの根本的な改善
もちろん、医師から薬を処方してもらって改善する方法もありますが、そもそもなぜEDになってしまったのか？という原因を解決することも大切です。
EDの原因として考えられているのが、生活習慣。
不規則な食生活をしていると、生活習慣病になりやすく、それが原因でED発症につながることも考えられるのです。また、質のよい睡眠を意識することもとても大切です。
夜遅くまでおきることはもちろん、休日はふだんの倍近くの睡眠をとることで、疲労回復させようとする人も多いのですが逆効果です。不規則な睡眠のリズムは自律神経を乱してしまい、疲れが取れないままストレスをためてしまうおそれがあります。
特に、夫婦生活ではコミュニケーションの一環として夜の営みも大切ですよね。
もし、夫が途中で萎えてしまったりしたら、女性側は責めるようなことはせず、治療に前向きになること、EDの治療や要因についてもある程度理解しておく必要があるでしょう。